ASP (原子スケールプロセス) とは、原子レベルで制御されたウェハ単位の加工を意味します。この原子レベルの制御は、薄膜の形成、材料の除去やエッチング、グラフェンのような独特のユニークな特性を持つ 1 次元および 2 次元材料の成長にも適用されています。
当社のプラズマプロセス装置により、ASPのための完璧なソリューションが提供されます。オックスフォード・インストゥルメンツのプラズマテクノロジーは、製造レベルに対応した原子スケールの精度で物質を操作することを可能にする、ユニークなクラスタ機能またはスタンドアローンシステムを提供します。
絶縁体、窒化物、金属を低ダメージで ALD (原子層堆積) により成膜することができます。当社のユニークなクラスター機能により、大気にさらされることなく表面を直接コーティングすることができます。例えば、エッチングされた界面や、ALD による絶縁膜やキャッピング層で覆われた MoS2 やグラフェンなどのフレッシュな 2D 材料は、多くのデバイスにとって非常に重要なポイントとなります。
絶縁体、金属について、低ダメージの ALD (原子層堆積)
CVD および ALD による原子レベル薄膜構造作製
ナノワイヤーを ALD 膜でコーティングすることや、1D および 2D 材料をエッチングしてその特性を調整することで、ユニークなデバイスを構築することができます。
DEZn プリカーサを用いた ZnO ナノワイヤの CVD 成長。
(提供:ケンブリッジ大学ナノサイエンスセンター)
CVD による hBN 成長
Si、GaN、2D 材料の原子層エッチング。これらの材料は、様々なデバイスで重要な機能を果たすため、極めて高い制御性と低ダメージでこれらをエッチングする能力は、有効な技術となります。さらに、ALE をデポジションや成長と組み合わせることにより、デバイスの製造に独自の利点をもたらすことができます。
ALE による Si トレンチパターン (幅 25 nm、深さ 110 nm)。HSQ マスク除去前。
PlasmaPro ASP はコンフォーマルなデポジションやチューニング可能な酸化物・窒化物の成膜を高速に行うことが可能となり、飛躍的な性能向上を実現
PlasmaPro ASP は、他のシステムとの組み合わせも容易で、高度な研究開発を実現